京都府城陽市、宇治市、久御山町の耳鼻科 耳鼻咽喉科・アレルギー科やすだクリニック

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専門的な治療

専門的な治療

睡眠時無呼吸症候群

鼻、口腔から気管入口部までを明視下に診察できる耳鼻咽喉科は睡眠時無呼吸症候群を診断、治療するのに適した科であると考えます。

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が停止、または弱くなり、体の中の酸素濃度が下がる病気です。
10秒以上呼吸が止まる状態を無呼吸とし、7時間の間に30回以上、または1時間あたり5回以上無呼吸があれば、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

ほとんどは上気道の閉塞によるもので、のどの形やあごの大きさ、体重などが原因になっています。特に肥満は第一の原因ともいえ、少なくとも睡眠時無呼吸症候群の60~70%は肥満で、重症例ほど肥満の割合が増えます。

一方で、日本人は欧米人に比べて肥満が軽いのですが、首が短く、あごが小さい等の特徴から睡眠時無呼吸症候群の有病率が高くなっています。30歳から60歳の男性の4%、女性の2%が睡眠時無呼吸症候群であるといわれています。

危険性

①様々な疾患や異常を合併するリスクがあります。

  • 高血圧症
  • 狭心症や心筋梗塞
  • 脳出血や脳梗塞
  • 糖代謝異常
  • インスリン抵抗性
  • メタボリックシンドローム

②眠気や集中力の低下から大きな事故を生じる可能性があります。

海外では大型船の座礁、スペースシャトル、チャレンジャー号爆発事故など
国内でも新幹線の居眠り事故や自動車の居眠り運転による交通事故など
様々な事故で睡眠時無呼吸との関連が取りざたされています。

睡眠時無呼吸症候群は、個人的な体の問題に関するにとどまらず、社会的、経済的な損害も及ぼすことがあるといえます。
ちなみに経済損失は3兆4693億ともいわれています。

アメリカでは1993年から、睡眠障害の社会的影響が問題視されており、Wake Up, America. という国による調査報告も行われ、その対策が訴えられてきました。

近年は日本でも、全日本トラック協会などが睡眠時無呼吸検査の助成金事業を行うなどの対策がとられるようになってきました。

どんな症状があるの?

  • 大きないびき
  • 睡眠中に呼吸が止まると指摘される
  • 呼吸が苦しくなって目覚める
  • 日中の強い眠気
  • 起床時の頭痛、頭重感
  • 夜間頻尿

などがありますが、自覚症状として眠気を感じることがない場合もあるので注意が必要です。

何科に行けばよいの?

耳鼻咽喉科や呼吸器内科で検査や治療が行われていることが多いです。睡眠時無呼吸症候群に対するマウスピースを作成する場合は歯科が担当します。
上気道の閉塞が原因となる場合、鼻腔や咽頭、喉頭の状態をよくみることが大事です。異常がないか詳しく診察するには耳鼻咽喉科用のファイバースコープ検査が有用で、耳鼻咽喉科医の役割は重要であると考えています。

どうやって診断するの?

まず、鼻腔、咽頭、喉頭を診察し、無呼吸を引き起こす原因があればその治療を行います。
治療後、または特に治療が必要ない場合、無呼吸があるか、あればどの程度かを検査で調べます。

簡易検査

自宅で簡単にできる検査です。手指と鼻にセンサーをつけて、無呼吸の状態を調べます。無呼吸を疑う場合、まず、この簡易検査を行うことにより、無呼吸の有無、頻度を調べることができ、結果の重症度によっては、すぐに治療となることがあります。

精密検査(終夜睡眠ポリグラフ、PSG)

強く睡眠時無呼吸症候群を疑う場合、または簡易検査で睡眠時無呼吸症候群に対する治療が必要な可能性がある場合、終夜睡眠ポリグラフ(PSG)にて検査を行います。PSGでは、睡眠中の脳波による覚醒状態、低酸素状態、鼻、口の呼吸気流の状態、胸・腹部の呼吸運動などが詳しく調べられます。この結果により、確定診断ができます。

PSGは1泊入院で行うことが多いですが、当院では自宅でできる体制を整えています。

どうやって治療するの?

  • ①生活習慣改善、減量
    減量により睡眠時無呼吸が改善するという報告が数多くあります。
  • ②側臥位での睡眠
  • ③CPAP療法
  • ④口腔内装置(OA)
    歯科で作製する。保険適応がある。下顎を前方に少し移動させることにより、無呼吸を抑える。
  • ⑤外科的治療
    咽頭形成術

どの治療法を選択するかは、検査による無呼吸の程度、自覚症状、合併症の有無などを総合的に判断する必要があります。

検査で無呼吸がある程度重症な場合、CPAPが選択されることが多いです。

CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)

閉塞性の睡眠時無呼吸症候群の治療方法の中で、最も効果が得られる可能性が高い治療法です。鼻につけたマスクから、一定の圧の空気を送り込むことによって、無呼吸を防ぎます。

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