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睡眠時無呼吸症候群の治療方法

睡眠時無呼吸症候群の治療方法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)確定後の治療の種類

睡眠時無呼吸症候群の治療方法は、主に次の5種類になります。
重症度別で表していますので、参考にしてください。

①生活習慣の改善と減量【軽症~中等症】

概要

まずは問診に基づいて自分の生活の中で改善の余地がある部分を明確にすることから始めます。例えば、アルコール制限や睡眠導入剤の制限、禁煙、そして減量が挙げられます。
アルコールや睡眠導入剤の過剰摂取は、気道付近の筋力の低下につながるため、呼吸の質を悪くします。そして喫煙による気道の炎症や肥満による気道付近の脂肪付着により無呼吸をより悪化させます。

②側臥位での睡眠【軽症】

概要

こちらは横向きで寝るということです。仰向けで寝ている方は、重力の関係上、舌がのどの奥の方に落ちてきやすくなり、気道がふさがってしまいます。したがって、睡眠時無呼吸症候群の方に多く見られるのは就寝中の体勢が仰向けのパターンでありますが、横向きに寝るようにしただけでも症状が改善することは少なくありません。

③CPAP治療【重症】※CPAP装置の貸し出しは保険適用あり。

概要

CPAP治療は現在欧米をはじめとして、日本国内でも広く普及している治療方法です。
具体的には、画像のような器具を装着することにより、就寝中に鼻から空気を送り、気道を開放してあげる治療方法になります。即効性と安全性が利点として挙げられます。
この治療を行うことにより、効率的に酸素を体中に取り込めるようになり、その結果快眠でき、スッキリと目覚めることもできるようになります。

CPAP導入までの流れ

検査後に来院して頂き、検査結果の報告を受けます。

簡易検査にて無呼吸低呼吸指数が40回/時以上で、CPAP治療の適応となります。
20回/時以上40回/時未満の場合、PSG(1泊入院しての検査)を行い、20回/時以上で適応となります。

CPAP治療は保険適用となり、月5,000円程の負担となります。

原則月1回通院していただき、CPAP治療の効果がでているかチェックを行います。

④口腔内装置(OA)【軽症】 ※保険適用あり。

概要

専用のマウスピースを装着することにより、下あごを少し前に出して、元々狭くなっていた気道を広げていびきが出にくいようにする治療になります。
また、マウスピースの作成は当院では行わず、睡眠時無呼吸症候群の知識のある歯科で行っていただきます。

⑤外科的治療(咽頭形成術)【重症】

概要

軟口蓋、口蓋垂(のどちんこ)の一部や扁桃腺を摘出することによって気道を広げる手術です。

※睡眠時無呼吸症候群の程度や合併症の有無等を確認した上でどの治療を行うのか判断します。

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